人なんの操作もしなくても行き先を指定すればそこまで連れていってくれる「自動運転車」の開発が進んでいます。全自動車?全自動自動車?ちょっと呼び名について困惑しましたが、名前は「自動運転車」が正式名称のようです。
映画「アイ・ロボット」でも、近未来の世界でウィルスミスが全自動車に乗っている姿がありましたね。
そういえば中学か高校の頃、古文の授業で平安時代に「車」という言葉が出てきて、「く、くるま?」と思ったことがありますが、平安時代においてすでに「車」という言葉は存在しており、平安時代のそれは牛を動力とした「牛車(ぎっしゃ)」のことを指しています。
(くそどうでもいい小ネタ)
道路の地面に、磁気反応物を等間隔に埋め込んで自動車を誘導するという方法(マーカー方式)を見たことがありますが、設置コストの面からあまり進んでいないようです。
現在の主流はセンサー方式で、自動車側に障害物を検知するセンサーを搭載する開発が進んでいるようです。
TVコマーシャルでたまに見かける「自動ブレーキシステム」とかも、こっちの類でしょう。
どこかのテーマパークで、「山登りを手助けしてくれる全自動車」に乗っている姿を見ましたが、速度も出ておらず単純におもしろそうでした。このくらいのレベルであれば、乗ってみたいなとは思います。
要は速度の問題なんですよね。事故が起こった時、衝撃の大きさは運転速度に比例しますし、「うとうと寝ていたら自動運転車の不具合でいつの間にか死んでいた」とか怖すぎです。
日頃から安全運転を心掛けている人たちや、運転することが好きな人たちにとっては、あまり「大金を払っても欲しい」とは思えないんじゃないでしょうか。
これは私が「自動運転車」のニュースを知って、一番初めに連想したことなんですが、万が一事故が発生した時の賠償責任はどうなるんでしょうかね。
まだ自動運転車は一般にまで広く普及していませんし、それに対する保険制度や法律整備も進んでいないとは思いますが、自動運転車を開発したメーカーが事故補償をしてくれるんでしょうかね?また、車検などの定期点検を請け負った業者にも責任が及ぶんでしょうかね?
それとも、購入者側の責任になるんでしょうかね?運転は「委任」という形を採っているのに。
そう考えると、業界全体的にあまりメリットを感じないと思ってしまうのは私だけでしょうか?「責任問題」がかなりややこしい問題になるような予感はあります。
つくづく私の思考回路は夢が無いなぁと思いますが、これからの技術である「自動運転車」については、成り行きを見守っていきたいと思います。