2015年ラグビーワールドカップ初戦において、ラグビー日本代表が前回大会優勝の強豪・南アフリカ共和国に勝利しました。
これは、サッカーで言うところの日本代表がブラジル代表に勝ったくらいのレベルではなく、バスケットボールで日本代表がアメリカ代表に勝つくらいの奇跡らしい。
当方、ラグビーとアメフトの違いすら答えられない全くの無知ですが、無知ゆえに、「日本代表といいながら、何で外国人がこんなにも多いんだ?」と純粋に思いました。
それもそのはず、日本代表30名の内、実に10名もの選手が外国出身であったのです。
ラグビーの代表資格は、以下のいずれかを満たしていればOKである。
それに加えて、「他国での代表経験がない者」という条件も付随されるようです。
最も緩い条件だけをみれば、「3年間その国に暮らせば代表になれる」ということである。
当方、サッカー日本代表に「三都主アレサンドロ」や「ハーフナー・マイク」が居ただけでも、違和感を感じたほどの敏感者である。
(※単純に違和感を感じる、という意味で)
ラグビーのような代表選考を、「違和感を感じるか、許容できるか」によって、国家の在り方に対する意見、外国人移民に対する感情など、いろいろと派生問題が出てきそうです。
陸続きで絶えず隣国・別民族からの脅威にさらされている海外の方が、日本よりも移民に対して排斥的で民族意識が高いように思う。
バルカン半島(ユーゴスラビア)とか、イスラエルとか、アメリカ合衆国とか。
アメリカなんて、元々はネイティブ・アメリカン(インディオ)が住み着いていた場所なのに、アングロサクソン(白人)の侵略によって彼らは追いやられ、アフリカ諸国から黒人奴隷が無理やり連れてこられ、中南米からはヒスパニック系移民がアメリカの富を求めて国境を越えてくる。
もう、人種でいえばグチャグチャな国だよね。
で、アングロサクソン側は黒人やヒスパニックに対する差別意識が高く、かつては安い労働力で自分たちを脅かす日系移民に対する弾圧の歴史もあります。
こういう国の人達は、ラグビーのような代表選考を、どう感じているんだろうかね?
ちょっと気になるところです。
日本は島国であり、歴史的に見ても大陸のように絶えず隣国・別民族からの脅威にさらされるという経験に乏しい。
そういった意味では、異国人に対する警戒心は海外に比べれば薄いように思う。
でも、純粋に日本が好きで、「日本」という国家のためにあんな情熱的になってくれる外国出身者の方々は、暖かく受け入れてあげたいです。(ラグビー日本代表のことね)