伊達政宗といえば、みなさん何を思い浮かべるでしょう?
刀の鞘でできた眼帯をしている姿や、三日月型の兜に漆黒の鎧で馬にまたがる姿がとても印象的ですね。「個性的でかっこいい!」と思う人も多いかと思います。
私の伊達政宗に対する印象も上記のようなものです。ただ、「敵に捕まった父親もろとも撃ち殺した」とか「豊臣秀吉に臣従を誓いながら裏で一揆を扇動していた」など、非情で腹黒い印象も強いです。
ではなぜ彼が「戦国時代のファッションリーダー」と呼ばれるのでしょうか?
(勝手に呼んでるのは私だけですが 笑)
それは彼が愛用していたと伝わる陣羽織を見れば、ひと目で納得できるのではないでしょうか。
これは・・・(笑)。かっこいい・・・のか?
パリコレか?
私の伊達政宗に対する印象は、この斬新なデザインの陣羽織を見たときに塗り替えられてしまいました。
独眼竜でクールなイメージの伊達政宗はどこいってしまったんや・・・。
こんな伊達政宗、嫌や・・・。
もし私が家臣だったら、コレ着てる姿見て「ぷっ(笑)」ってなって討ち首やわ・・・。
この他にも斬新なパフォーマンスとして有名なのは、小田原攻めで関東を訪れた秀吉に降伏・謁見する際、切腹を覚悟して白装束に十字架を背負いながら参陣した時でしょう。
決死のビジュアルパフーマンスが功を奏したのが、このときは小田原攻めに遅参したことを秀吉から辛くも許されています。
過激で斬新なエピソードの数々。
とにかく、戦国時代のビジュアル系パフォーマー担当であることは間違いない!
ビジュアル面の話は置いておいて、この伊達政宗という男は、なかなかロマンチストな一面もあります。というか、かなり先鋭的なこともしています。
戦国時代という混乱期の真っただ中であり、外交が国内向けになる大名がほとんどの中、実はイスパニア(スペイン)へ使節団を送っているのです。
当時のローマ教皇に宛てた書簡も発見されています。
ファッションセンスといい、グローバル志向といい、まさに時代の先端を駆け抜けた男だ。
(※ちなみに九州の大友宗麟も、ヨーロッパに使節団を送っています)
私でも分かることは、「斬新なデザインであることは間違いない!」ということぐらい。