織田NOBU株式会社
最終更新日 2023/10/09

人骨に対する敬意(リスペクト)

数百年以上の歴史を持つこの納骨堂には、4万人を超える人骨が埋葬されているのですが、その埋葬の仕方がちょっとおかしい。
サムネ

人骨があまり怖くなくなってきた

最近、人骨や頭蓋骨を見てもあんまり怖いと思わなくなりました。(※決して危ない人ではないです)

昔は人骨とか見ると、「うわっ、気持ち悪い! 怖い!」とか思っていたんですが、最近は逆に人骨に対して敬意(リスペクト)を抱いています。

もちろん、まだ若干気持ち悪いとは思いますが。

骨

人骨の裏に浮かび上がるもの

人骨といえども元々は人間の姿があり、その人骨それぞれに「喜び・悩み・苦しみぬいたその人の人生」があります。

「この人はどんな時代を生き抜いて、どんな性格をしていて、どう感じながらその時代を生きていったんだろう?」

こういうことを考えると、怖がるどころか逆に興味や敬意を抱くようになりました。

死者に対する敬意というか、人生の辛さ・過酷さが分かってきて、何というか「お疲れ様でした」じゃないけど、単なる「骨」とは思えないんですよねぇ。

夕日

こういった感覚は、やはり大人にならないと感じることができない感覚だと思います。

(「苦労の経験値」という意味で)

信長が作らせた髑髏(ドクロ)の盃

織田信長は、義弟である浅井長政を滅ぼした際、当主の長政、父の久政、朝倉義景の頭蓋骨をくり抜いて、金箔で装飾した髑髏(ドクロ)の盃を作ったとされます。(諸説あり)

大河ドラマなどでは、信長が裏切りの宿敵である浅井長政、朝倉義景を滅ぼした祝いとして、髑髏(ドクロ)の盃に酒を盛って家臣と「乾杯じゃあ!」と宴会をするシーンを見たことがあります。(憎しみの対象

また別の分析によると、人骨に金箔を装飾するのは仏教的な行為であり、憎しみの対象ではなく、死者に対する弔いや敬意の現れであるとする意見もあります。

浅井長政
浅井長政

遊んでるとしか思えないセドレツ納骨堂

チェコにセドレツ納骨堂という場所があります。

数百年以上の歴史を持つこの納骨堂には、4万人を超える人骨が埋葬されているのですが、その埋葬の仕方がちょっとおかしい。

紋章を象った人骨(セドレツ納骨堂)
紋章を象った人骨(セドレツ納骨堂)
聖杯を象った人骨(セドレツ納骨堂)
聖杯を象った人骨(セドレツ納骨堂)
シャンデリアを象った人骨(セドレツ納骨堂)
シャンデリアを象った人骨(セドレツ納骨堂)

これ全部埋葬された人骨で出来てるんです。遊んでいるとしか思えない(笑)。いや、文化・宗教思想の違いか・・・?

どうやら、14世紀に大流行したペスト(黒死病)で3万人が埋葬され、また戦争によっても多くの人々がこの地に埋葬されたようですが、この埋葬の仕方はどうなんだろう(笑)。自分は嫌だなぁ、今後も何世紀に渡って晒され続けられるんだから。

物質は循環するものだし、自分は粉々に砕いて海に散布されたい。敬意(リスペクト)は持っているけども、自分の場合、骨のまま現世に残りたいとは思いません。

再び地球の土に還りたい。