「びかむ」とは、薩摩琵琶や箏(こと)など、日本伝統の楽器や音色の美しさを伝えるというコンセプトで活動している演奏者集団のことです。
オフィシャル http://www.b-come.jp/
とにかくカッコよく、躍動するようなその音色と歌に、思わず惚れてしまいました。
冒頭、静かに歌い始める語り部。
演目途中から加わる和太鼓が、会場に臨場感や躍動感を生みだします。琵琶の語りだけでは地味になってしまいがちですが、和太鼓のリズムがとても良いアクセントになっています。箏の上品な音色や、タイミングを凝らした尺八がまたイイですね。
時おり入る薩摩琵琶ソロがかっこいい!
人間五十年
下天のうちを くらぶれば
夢幻の如くなり
一度生を得て
滅せぬものの あるべきか
この有名な一節は、人間の儚さや無常について謡ったものです。戦場はまさに命掛けの世界であり、織田信長は、この敦盛の一節を舞い謡い終え、命を掛けた戦場へ赴いたとされます。
敦盛のことをあまり良く知らなかったのですが、「敦盛」とは、平敦盛(たいらのあつもり)のことであり、源平合戦が物語の舞台となっているようです。
てっきり、「敦盛」という何か伝統的な雰囲気をもつ固有名詞かと勘違いしていたんですが、人名だったんですね。アクセントも「あつもり」って勝手に読んでたんですが、「あつもり」っていうことなんでしょうかね?? 程度の低い疑問ですいません。(汗)
琵琶や三味線の音色には、どこか心を惹かれるような独特の音色の良さがありますよね。「びかむ」には、今後も引き続き注目していきたいと思います。