歴史の面白さは、いったいどんな部分から感じることができるのか?
幼少の頃より日本史に魅了されてきた私の意見を紹介します。
たまに、「歴史は過去のこと」「歴史を学んでも意味がない」 と、歴史を軽んじるかのような意見を述べる人がいます。
「否っ!」
歴史を否定することは、これまでの人類の歩みを否定すること、ひいては、いまある現代社会や自分自身をも否定することに繋がります。
自分や自分の身の回りを取り巻いている思想や文化、常識だと思っていることを常識だと判断しているその基準や尺度は、過去の歴史が積み上げられてきた結果、成り立っています。
自分が、自身の基本的人権を主張できるのも、日本国が日本国であることも、すべては祖先が遺してくれた遺産です。
そんな大切な歴史・人類史というものを、どうして軽んじることができようか。
戦国時代には、個性豊かな人物が多い。
木に落ちた雷(カミナリ)を斬ろうとして、逆に自分が雷に打たれて半身不随になってしまった立花道雪。通称ベッキー(※改名前は戸次鑑連 べっきあきつら)。それにも関わらず、「雷を斬った、斬った!」と叫びながら、神輿(みこし)に担がれて陣頭指揮をする軍神ベッキー。
(わっしょい! わっしょい!)
寒ブリを食べたかったがゆえに、海に面した隣国に寒ブリを所望したが、その寒ブリが「首の刎ねられた寒ブリ」であったためになぜかブチキレて隣国と争いを起こし、はてはお家取り潰し騒動に発展してしまった稲葉紀通。
脱糞に定評のある徳川家康、名物茶器を抱えながら爆死した松永久秀、うんちしてる途中にふんばり過ぎて脳溢血で死んでしまった上杉謙信と、戦国時代は非常にエンターテイメント性の高いカリスマ(天才)を多く輩出している。
戦国時代とは、まさにそんな時代なのである。
戦国時代と人気を二分するのが、幕末の明治維新である。
一言でいって、とにかく若死が多い。吉田松陰、久坂玄瑞、高杉晋作、坂本龍馬、人斬り以蔵など、20代30代でバンバン討ち死にしていく。
「あいつらは20代30代で一生を終え、後世にまで名を残しているのに比べ、お前らときたら・・・」 と言われても、言い返せる言葉が見つからない。
幕末騒乱に関しては、私はそこまで詳しくはないが、後にも先にもペリーが全ての元凶(きっかけ)である。
弱腰の幕府や古い体制に危機感を抱いた人達が立ち上がり、討幕運動へと発展していく。
イギリス・アメリカ・ロシアといった西洋列強が、世界中を我がものとせんと植民地化を進め、それに対抗するために日本の自衛戦争というものが幕を開ける。
このペリー来航が巡り巡って、日露戦争や日中戦争、さらには100年後のアメリカと日本との太平洋戦争にまで発展しているのだから感慨深い。
そんなこんなで、歴史はおもしろいのである!