秀吉に天下を取らせた2人の天才軍師がいる。
竹中半兵衛と黒田官兵衛である。
本作は、両兵衛の一翼「黒田官兵衛」にスポットを当てた作品です。
黒田官兵衛(1546~1604)の名は、常に戦国史の中心に登場しているが、一般的な知名度は非常に低い。(今作を経てかなり上がったと思われる)
個人的にドストライクな時代なので、評価は厳し目にいきます!
武将 | 配役 |
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黒田官兵衛 | 岡田准一 |
光(正室) | 中谷美紀 |
黒田長政 | 松坂桃李 |
黒田職隆 | 柴田恭兵 |
栗山善助 | 濱田岳 |
母里太兵衛 | 速水もこみち |
井上九郎右衛門 | 高橋一生 |
後藤又兵衛 | 塚本高史 |
小寺政職 | 片岡鶴太郎 |
豊臣秀吉 | 竹中直人 |
おね | 黒木瞳 |
淀 | 二階堂ふみ |
石田三成 | 田中圭 |
竹中半兵衛 | 谷原章介 |
織田信長 | 江口洋介 |
荒木村重 | 田中哲司 |
徳川家康 | 寺尾聰 |
岡田准一の演じるイケメンダンディー、キレイな黒田官兵衛。
谷原章介の演じる竹中半兵衛、これはかなりイイ! (気難しく不愛想なところが最高)
田中哲司の演じる荒木村重に若干の小物感がある。
栗山善助、母里太兵衛、井上九郎右衛門の仲良し3人組も面白い。
原作 | なし |
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脚本 | 前川洋一 |
ドラマの印象に残っているシーンをピックアップ。
黒田官兵衛(1546~1604)の生きた時代や、豊臣秀吉の軍師であったことからも分かるように、とにかく内容が濃密で盛りだくさんである!
足利義昭追放、本願寺攻め、本能寺の変、中国大返し、山崎の戦い、賤ヶ岳の戦い、九州攻め、小牧・長久手の戦い、小田原攻め、朝鮮の役、関ヶ原の戦い・・・、簡単に挙げただけでもこれだけある。
有岡城の土牢に1年間に渡って幽閉される官兵衛の役どころにも注目です。
「青ひょうたん」とまではいかないが、細身ですらりとした体躯、人を食ったような性格、ほとんど笑顔を見せないポーカーフェイス、無骨な職人気質。
谷原章介さん、分かってるねぇ。
本作の主役の黒田官兵衛を幽閉する張本人とあって、荒木村重の登場シーンが多めに設定されています。
創作の部分も多いだろうが、この2人の間柄を深く描写しており、これは予想外でした。
桐谷美玲(だし姫)に助けられる官兵衛。
いくら本編のボリュームが多いとはいえ、これには笑いました。
豊臣軍に降伏して、「ははぁ」って平服してるシーンしかないやん(笑)。
長宗我部元親ファンは涙目ですね。
名門島津氏の小物感がハンパなかった。
頭悪そうな山賊みたいな扱い。
九州席巻。(関ヶ原の戦いにおける第三勢力)
最後の大博打に、生き生きと采配を振るう官兵衛。
今までは、黒田家のため、家族のため、付き従ってくれる家臣のために、己の野心を捨てて死力を尽くしてきた人生であったが、それらから解放されたかのように、まるで子供のように生き生きと采配を振るう。
軍師官兵衛の本当の姿を最後に見れた気がします。
中国大返しよりも重要だよな、こっちの方が。
配役 | 4.0点 |
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脚本 | 4.0点 |
総合 | 4.0点 |
綺麗すぎる官兵衛に、若干の違和感を覚えます。
岡田准一では、イケメンダンディー過ぎる。
もっと腹黒い官兵衛も見たかった。(主家を裏切ったことがないので忠義の人でもあるけど)
史実通りで久々の正統派という印象でしたが、あとワンポイント何か特徴的なモノが欲しかった。
十分面白かったんですけどね。(厳し目採点)