浅井三姉妹の末娘「江(ごう)」の生涯に歴史スポットを当てた作品。
サブタイトル「~姫たちの戦国~」からも分かるように、「女性目線での戦国時代」を主テーマに、女性作家の田渕久美子によって描かれる異色戦国物語。(ここ重要)
武将 | 配役 |
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江(三女) | 上野樹里 |
淀(長女) | 宮沢りえ |
茶々(淀の幼少期) | 芦田愛菜 |
初(次女) | 水川あさみ |
浅井長政 | 時任三郎 |
市 | 鈴木保奈美 |
織田信長 | 豊川悦司 |
柴田勝家 | 大地康雄 |
明智光秀 | 市村正親 |
豊臣秀吉 | 岸谷五朗 |
豊臣秀頼 | 太賀 |
徳川家康 | 北大路欣也 |
徳川秀忠 | 向井理 |
千姫 | 忽那汐里 |
京極高次 | 斎藤工 |
江の夫は徳川秀忠(向井理)、淀の夫は豊臣秀吉(岸谷五朗)、初の夫は京極高次(斎藤工)。
豊臣秀吉はまぁ・・猿のイメージがあるので難しいが、それ以外は見事なイケメン補正である。
元々この大河に関してはキャスティングに期待していないので、あまり文句も出てこない。
恋愛してトキめいてろ。(笑)
原作 | 田渕久美子 |
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脚本 | 田渕久美子 |
従来、大河ドラマとは男臭い作品が多い。ゆえに若い女性層が寄り付きにくく、それがまた課題ともいえる。
近年、歴史ブーム・戦国ゲームブームもあってか、「歴女」と呼ばれる女性歴史愛好家が増えている。NHKはおそらく、この辺りの層を新規開拓するという狙いがあったのかもしれない。
大河ドラマという「堅苦しい・男臭い」世界観に、女性特有の「柔らかさ・スタイリッシュさ」などを取り入れるという試み自体は、新しい試みとして歓迎したい。
・・・歴史歪曲さえしないのであれば。
別名 「朝ドラ大河・昼ドラ大河」 とも。
歴史に詳しい視聴者層であれば、その違和感にすぐさま気が付くことができるが、初めて歴史人物を知る層にとっては、このスイーツ武将が最初の戦国武将イメージとして定着しかねない危険性を孕んでいる。
私が衝撃的だったのが、「かかれ柴田」「織田家中随一の猛将」でも知られる柴田勝家が、何を血迷ったのか「編み物」をするシーンである。
「猛将柴田勝家=編み物をするスイーツ爺」 こんなイメージの定着は危険すぎる。(笑)
ドラマの印象に残っているシーンをピックアップ。
江の生きた時代(1573~1626)は、まさに戦国時代の一番面白い時期と重なっており、着眼点は非常に素晴らしいと思います。
初めは結構期待して観ていました。
琵琶湖を望む小谷の地も、趣があって良いですよね。
母の市が柴田勝家と再婚し、江たちは北陸(北ノ庄城)へ移住することとなる。
先述の通り、柴田勝家は織田家中随一の猛将であり、「かかれー!」と差配を振りながら敵軍に突撃する姿から「かかれ柴田」の異名を持つ。
立派なあご髭を蓄えた、男臭い脳筋キャラである。
そんな柴田勝家も、この大河の前では、編み物をするスーイツ武将へと変貌を遂げる。
江や女中に囲まれながら、熱心に編み物をする柴田勝家。
誰か止めてくれ。
織田信長への謀反を決意する明智光秀。
それを知った江は、はるばる遠地から馬での単騎駆けを敢行。
江は、明智光秀と直接対談に臨むのである。(ファ!?)
※このシーンを見て、この大河ドラマを視聴するのをやめました・・・。(ギブアップ)
※全話見ていないので未評価。
配役 | 2.0点 |
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脚本 | 0.5点 |
総合 | 0.5点 |
今までにない衝撃を覚えました。突っ込み所が多すぎて毎回大騒ぎ、クソ過ぎる展開に大炎上していたのを覚えています。
明智光秀を説得するため、光秀と二人で直接対談する江の姿を見て、この大河ドラマの行く末を悟りました。
それを最後に、一切視聴するのをやめたので、いちおう暫定評価という所です。
俳優のせいではない、というか可哀想。
上野樹里は嫌いではないです。