1997年大河ドラマ「毛利元就」 総評

「謀多きは勝ち、少なきは負ける」。「謀神」毛利元就の生涯。
サムネ

概要

中国地方を天性の謀略を駆使して切り取り、後に中国三大謀将の一人として名を馳せるようになる男の生涯。

安芸の国人領主に過ぎなかった毛利家を、中国地方10ヵ国を従える大大名にまで成長させる。

明治維新の原動力となった長州藩(毛利家)の祖でもある。

キャスト

・毛利元就 中村橋之助
・美伊の方(正室) 富田靖子
・杉の方(育ての母) 松坂慶子
・毛利隆元 上川隆也
・吉川元春 松重豊
・小早川隆景 恵俊彰
・毛利輝元 森田剛
・宍戸隆家 加勢大周
・大内義隆 風間トオル
・陶晴賢 陣内孝則
・尼子経久 緒形拳
・尼子晴久 高嶋政宏
・山中鹿介 山田純大
・村上虎吉 藤原喜明

緒形拳の演じる尼子経久がアツい。

V6の森田剛は、青年期の毛利元就と、孫の毛利輝元の2役を演じている。

吉川元春は松重豊が男らしく演じているが、知将・小早川隆景を恵俊彰が演じるのには違和感があった。

陣内孝則の演じる陶晴賢も、泥臭くてすごく良かったです。

原作・脚本

・原作 永井路子
・脚本 内館牧子

印象に残っているシーン

ドラマの印象に残っているシーンをピックアップ。

謀神 毛利元就

独特な「間」

中村橋之助が歌舞伎役者というこもあって、しゃべり方や間に独特の「間」があり、少し気になりました。

松坂慶子に頭が上がらない毛利元就

謀将の毛利元就も、育ての母である杉の方(松坂慶子)には頭が上がらないような描写が滑稽でした。

謀多きは勝ち、少なきは負ける

おそらくこの大河ドラマで最も有名なセリフ。

緒形拳の演じる尼子経久が、若き毛利元就に言い放った言葉です。尼子経久もまた、謀略を駆使して山陰地方に勢力を伸ばした稀代の謀将です。

毛利元就は、この男の背中を見て育ったのかもしれません。

謀聖 尼子経久

謀聖 尼子経久

厳島合戦

大内家を乗っ取った陶晴賢と、毛利元就との一大決戦。(厳島奇襲戦)

陣内孝則の演じる陶晴賢が戦いに敗れて自害するわけですが、砂利混じりの海岸線での死闘がかなり格好良かったです。

厳島神社

厳島へ旅行に行ったときの写真1 (厳島神社の鳥居)

厳島の鹿

厳島へ旅行に行ったときの写真2 (鹿が居たよ!)

ハイライト (個人的なクライマックス)

厳島合戦。

背後の尼子家を攪乱しつつ、巧妙に陶軍を厳島へ誘い込む毛利元就の謀略も見どころ。

寡兵で大軍を破ったこの奇襲戦を機に、中国地方の覇権は毛利家へと傾く。

小早川隆景

厳島合戦で活躍した小早川隆景

総評 (5.0点満点)

・配役 4.0点
・脚本 4.5点
・総合 4.5点

1996年大河ドラマ「秀吉」の後釜ということもあり、期待感高まる中、上手く勢いに乗れた作品だと思います。

毛利元就や吉川元春、小早川隆景の生きた時代を知りたい方は、この作品がピッタリです。