漆器といえば日本に古くからある伝統工芸品で、特に金沢の輪島塗などが有名である。
個人的に北陸金沢の漆器や東北米沢の織物などは、冬場に雪で閉ざされてしまう雪国ならではの国策として発展したイメージが強い。漆器自体は全国で生産されているようだが、北陸や東北地方が盛んであるように思う。こういった工芸品は、閉ざされた雪の中、家でじっくり時間を掛けてできる内職工芸品である。
漆黒の中に繊細な紋様が描かれており、非常にクールな印象を受ける。結婚祝い、引き出物などに最適である。日本らしさ溢れるこの工芸品は、海外の人々にも人気が高い。
プラスチック製品やアルミ、ステンレス製品などの普及により、現代ではすっかり見かけなくなってしまった「漆器」ですが、この伝統ある漆器作りをモダンでスタイリッシュに演出する漆器メーカーがあります。
1919年(大正8年)創業の山田平安堂は、およそ100年の歴史を持つ老舗漆器メーカーです。
東京は代官山に居を構える山田平安堂は、伝統ある漆器の製法を現代に引き継ぎつつも、斬新でデザイン性の高い漆器作りに日々挑戦し続けています。
山田平安堂で扱っているすべての製品は国内での手作業にこだわっており、細部にまで人の手が加えられています。また、宮内庁御用達の栄誉も賜っており、皇室の方々へも親しまれています。
漆器でできたiPhoneカバー。吸い込まれるような鮮やかな見た目に、思わず目を奪われます。
指輪やイヤリング、ペンダントなどの小物が収納できるアクセサリーケース。
山田平安堂は、現代のライフスタイルに合わせて、漆器も変化と融合を加えていく姿勢がとても感じられるメーカーです。
現代においてもなお、スタイリッシュに進化し続ける漆器から目が離せません!